グレートステイの吉仲です!
普段は主に予約管理を担当しており、ゲストの満足度を上げるためのレビュー管理や、集客を目指したリスティング作成を行っています。
この度、2024年11月28日に開催されたAirbnb主催のHost the World in Kansai 〜まるごと関西おもてなし〜「ホームシェアリングの普及・広域周遊を推進するためのイベント」に参加いたしました。今回は、参加レポートをお届けします!
弊社の取締役COO、前田がパネルディスカッションに参加するということで、インテリアデザイナーの水越と私(吉仲)が参加してきました。
開催日:2024年11月28日
開催場所:大阪京橋QUINTBRIDGE
対象者:関西の自治体職員、観光関連事業者、Airbnbホスト、Airbnb Partners企業
主な内容:EXPO 2025大阪・関西万博を契機とした地域観光の推進、ホームシェアリングの普及に向けた取り組み事例の共有、参加者同士の交流会
■ 今回のテーマ:「まるごと関西おもてなし」について
Airbnbが目指しているのは、「暮らすように旅をする」という考え方です。
民泊を通じて、その土地の魅力を深く知ってもらうことで、ガイドブックには載っていない日本の魅力的な一面を発見できます。
現在の旅行トレンドとして、観光客は単なる宿泊場所を超えて、プラスアルファの体験を求めています。
登壇されていたホストの中には、大阪から丹波笹山まで車でゲストを連れて行き、一緒にサイクリングを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
昔の民泊と比べると、そのレベルは格段に上がっていると実感しました。
しかし、弊社は運営会社であり、そのような体験を直接提供することは難しいため、いかに無人状態でもゲストに同等の満足度を提供するかを追求しています。
これが弊社の強みであり、今後の方向性でもあります。
+@の体験を意識した弊社の工夫
この「+@の体験」というトレンドを意識し、弊社ではアート空間を最大限に活用しています。
各部屋にはテーマを設け、宿泊と共に特別な体験ができるよう工夫しています。

子供が喜ぶマリオルーム

今トレンドのお風呂をこだわった施設

大人も子供も楽しめるシアタールーム(switch付)

月をテーマにした寝室
■前半スケジュール
第一部では、Airbnb Japanの代表である田邉泰之氏による「2025年に向けたAirbnbの取り組み」に関するプレゼンテーションや、関西広域周遊の推進をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションには、関西観光本部や地方自治体の代表者、またAirbnbホストコミュニティのリーダーが登壇し、EXPO 2025を契機にどのように地域間の連携を深め、旅行者を呼び込むかについて議論が交わされました。さらに、現在問題となっている「京都市のオーバーツーリズム」についても議論され、京都市の観光客をどのように分散させるかという具体的な提案が発表されました。
近年、京都は訪日観光客にとって非常に人気のあるスポットとなり、過去最大のインバウンド数を記録しています。しかし、京都市外の地域にはまだまだ魅力がありながら、訪問者数が少ないという現状があります。このため、京都市内外の地域に魅力を発信し、観光客を分散させるためのブランディングが非常に重要だということが強調されました。
そこで、関西エリアで170施設ほど運営している弊社だからこそどのエリアが今アツいのかお気軽にご相談ください。(問い合わせフォーム)
■ 弊社管理物件「ゲストハウス舞舟」の紹介
弊社が管理する物件の中に、「ゲストハウス舞舟」という施設があります(公式サイト)。
ここの施設は弊社がHPの作成ブランディングまで行った、亀岡市(京都市外)にある施設です。
オーバーツーリズムと言われているエリアからは離れているものの、非常に人気がありほぼ毎月満室です。
その理由は、オーナーが毎回チェックイン・チェックアウトの見送りを行い、茶道体験や華道体験を提供したり、ゲストが周辺のおすすめご飯を聞いた際には代わりに予約を取ってくれるなど、ホスピタリティが特別だからです。
さらに、古民家をリフォームした施設であり、ヒノキの湯や杉玉など、日本の伝統文化を楽しめる場所としても魅力です。
このように、突出したホスピタリティや特徴的な体験を提供できれば、京都市外であっても確実に人気が出る宿になると確信しています。
■ 後半スケジュール
第二部では関西地域におけるホームシェアリング普及の具体的な取り組みが紹介されました。民間企業や非営利団体、ホストコミュニティリーダーから、空き家の再活用や地域の魅力を伝えるための工夫について、実践的なアイデアが多く発表されました。
ここでは弊社を代表して前田COOが登壇しました。前田COOは、弊社の強みである『クリエイティブで空間価値の最大化』をどのように活用し、実際にどのようなアート×民泊が生まれたのかについて詳しく説明しました。さらに、それによって施設にどれほどの付加価値を加え、売り上げをどの程度向上させたのかについても公表しました。
ホストコミュニティリーダーである西出様は、Airbnbのメッセージ機能の活用方法についてお話しされました。Airbnbの強みは、ゲストとのコミュニケーションが円滑に行えること、つまりゲストとの距離を縮めやすく、満足度を向上させやすい点です。しかし、毎回ゲストとのメッセージに対応し、24時間365日稼働するのは大変なことだと思います。
そこで、弊社では独自のメッセージ返信システムを導入しており、大阪の約200施設の物件に関するメッセージ対応を行っています。メッセージの返信率は100%を維持し、30分以内に返信することを徹底しており、ゲストからは「返信が早い」「積極的にコミュニケーションを取ってくれた」など、好評をいただいています。こうした細やかなゲスト対応が、ほとんどの施設で「ゲストチョイス」や「スーパーホスト」の認定につながり、高い稼働率を実現しています。
最後に交流会では、長年ホストコミュニティリーダーを務めているKIKIさんとお話しさせていただきました。 KIKIさんは実際にご自身でチェックイン対応から清掃まで行っており、Airbnbのホスティングをとても楽しんでいらっしゃいました。ゲストをまるで家族のように大切にし、「毎回いろいろな国のゲストと話せるのが楽しい」と目を輝かせて話していました。しかし、1人で1棟の清掃を毎日行うのは体力的に大変だともおっしゃっていました。清掃は民泊運営において最も重要なポイントであり、誰もが直面する問題であると感じました。
弊社では、清掃に関して外部委託を含めて自社スタッフも雇用しており、必ずダブルチェックを行っています。この体制により、ゲストからのクレームを減らし、第三者が確認することによってヒューマンエラーも防ぐことができます。もし清掃でお困りの際は、ぜひ弊社の運営代行サービスをご利用ください。

左からAirbnbJapan代表取締役 田邉泰之様、弊社COO前田、インテリアデザイナー水越、予約管理吉仲
まとめ
大阪の民泊業界は今後ますます盛り上がることが予想され、特に万博前後は絶好のチャンスです。もし、空き家を所有していて民泊にするかどうか迷っている方や、民泊を始めたいけれど何から始めればよいか分からない方は、お気軽にお問い合わせください。
また、月に1回セミナーも開催しておりますので、迷っている方はまずはセミナーにご参加いただき、詳しい情報を得てみてください。(セミナー情報はこちら)