直近で立ち上げた施設にて10周年の記念ということで社内メンバーが集まり、撮影を行いました。

 

民泊の運営・管理会社としてグレートステイ10周年を迎えました

『クリエイティブで空間価値の最大化』をテーマに掲げ、今期10期目を迎えました。創業して10年で9割の会社が潰れるとは良く耳にする話ですが、私たちのような民泊運営会社の業界に絞ると、新型コロナウイルスの世界的な流行などで、もっと生存率が低いように思います。

当日は写真撮影に来れなかったメンバーも数名いましたが、今後の経営方針や事業課題を議論し、自分たちの歩む方向性を確認できる貴重な機会となりました。

改めて業界を振り返りますと、コロナ禍の影響は甚大で、多くの同業他社が市場から撤退しました。しかし、業界全体にとって良かったことは、コロナ禍で、オンラインや無人化(非対面)の流れが加速したこと、高級一棟貸切宿という言葉も聞くことが増え、民泊のイメージが以前の「安かろう、悪かろう」ではなくなったことです。

関西でも、琵琶湖や淡路島などでBBQやサウナが付帯された一棟貸切宿(民泊、ヴィラ)などをよく聞くようになりました。コロナ禍の前では、チェックイン予定のゲストがしっかりとガイダンス案内を読まずに入室できない事もあったり、またフロントのスタッフはどこにいるんだ?と到着したゲストが電話を掛けて来たり…と無人運営特有のトラブルも数多くありましたが、最近では予約の日本人比率も増え、全体でも無人運営でのトラブルは減少しているように感じます。

さらに世界中で同時多発的に起きたDX化(=オンライン化)の動きは、無人運営の弊社の事業モデルとは相性が良かった

コロナ禍では、売上90%減少という直面したことのない危機に見舞われましたが、補助金の活用や国内マーケットへの切り替えがうまくいき、何とか乗り越えることが出来ました。(補助金を活かした民泊開業の記事はこちら

上述のように、世界中が強制的にDX化を経験させられることで、無人運営の民泊には追い風が吹く形となりました。そこにコロナのリバウンド需要もあいまった、インバウンドブームが円安でさらに加速。

大阪万博の特需もあり、運営管理施設の稼働率、売上ともに堅調に推移しています。

次の10年も『クリエイティブで空間価値の最大化』をテーマに

写真は直近で弊社がプロデュース、開業させた施設の一例になります。『クリエイティブで空間価値の最大化』をテーマに掲げ、必死にがむしゃらに走ってきた10年で、多くの空き家などを再生させてきました。

お陰様で、『色々な運営会社を比較した中で、グレートステイさんとの仕事が一番面白そう』や、『アートの取り組みに興味を持った』など、多くの問い合わせを頂いており、私たちが信じる価値観が事業ベースで周りを巻き込みながら、走り始めた実感をこの10年目という節目で感じています。クリエイティブで空間価値の最大化、さらに大阪特化のマネジメントで不動産価値の最大化に貢献します。

まさに10年の節目で、関西万博をアート共創で取り組む大阪関西国際芸術祭と提携したリリース記事はこちらです。

それでは最後に弊社代表からのメッセージで締められたらと思います。

26歳の時にカンボジアで始めた民泊が、グレートステイという会社、そしてサービスになり、多くの人に支えられながら10年間、歩んできました。
空き家や遊休不動産を活かす民泊事業で、少しでも日本が抱える社会の課題解決に貢献できたのではないかなと振り返っています。

「誰かにとっての“空き家”が、別の誰かの“特別な滞在先”になる」——そんな価値の循環をグレートステイはこれからも作り続けます。

次の10年も、お客様と仲間とともに、一歩ずつ。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年6月1日 株式会社グレートステイ 代表取締役 大﨑 章弘