はじめまして、福岡在住のモジョです。
最近は福岡でもよく「民泊投資」という言葉を聞くようになりましたが、そんな注目の民泊投資に潜入レポートです。

きっかけは友人の紹介で知り合った株式会社グレートステイの大崎さんが、福岡博多駅近くのコワーキングスペース
「BASES」にて民泊セミナーを行うということでひょんなご縁から受付をさせて頂きました。

ちょうど私の家族の中で実家が持つ古い空き家の一部で民泊ができないかという話が出ていたものの、実際にやることを考えると分からないことだらけで困っていました。
今回は受付をしつつセミナーにも参加してしっかり聴いてきましたので自分の備忘録も含めて、セミナーの感想をまとめました。

セミナーは、大きく「民泊の現状~物件探し~集客方法~総括」の流れで行われました。

定員ギリギリの18名が集まり、来年の民泊新法を目前に民泊投資の熱が九州・福岡でも高まっているのを感じます。

 

〈民泊の現状〉

東京や大阪での民泊という事業についての動きや福岡での可能性について説明をされていました。
その中で衝撃だったのは、講師の大崎さんの「オリンピックまで2、3年しか儲からない・・・逆に2、3年も儲かる事業はあるのでしょうか。」という投げかけでした。
『オリンピックで儲かるから民泊をするのではなく、民泊で儲けるという考え方が大事だ』だと民泊をする上での心構えを伝えてたのが興味深かったです。

〈物件探し〉

民泊施設をオープンする際にポイントとなる、都心部からの距離や建物設備についての話を中心に展開されていました。
それに加え『民泊として貸すことを承諾してくれる物件を探す』必要性について「自分の持ち物ではない物件を使用して民泊をする場合には大家さんとの信頼関係は長く経営をする上で必要なことです。」と話されていました。
現在、勝手に居住用のマンションや一軒家をこっそりと民泊として使用されている方もいるそうです。
しかし、今後九州でも北九州市のように特区民泊の制定が予想されたり、来年には民泊新法もできることから少なくともこれから民泊を始める方にはトラブルに巻き込まれて欲しくないと伝えていました。

〈集客方法〉

『綺麗さ・清潔さ・情報戦略・ホスピタリティ』の4つの要素について事例を交えながら説明をされました。

○綺麗さ

『綺麗さ』と書きましたが、大崎さんは『フォトジェニック』という言葉を繰り返し言われていました。

”インスタ映え”など画像に対する意識が高まる中で、民泊をホテルより安く泊まれる場で終わらせるのではなく
『民泊をインスタに載せたい場』に演出する努力が必要だといった意味を込めてスライドを通して実際にインテリアの変更前後の画像を見せてもらいました。

○清潔さ

『清潔さ』はもちろん清掃なのですが、「シーツ交換」「エアコンのフィルター掃除」などホテルのレベルを追求する
姿勢は絶対必要であり、勉強のためにも一度専門業者さんに清掃させてそのレベルを確認、ノウハウを真似するのが良いと言われていました。

○情報戦略

自分の部屋を海外の多くの方に知ってもらう手段はインターネットです。日本で民泊事業を行う上ではWebサイト(各種宿泊施設予約サイト)の活用は必須です。説明の中では、「Airbnb」という世界192カ国の民宿や宿泊施設を紹介しているサイトのような民泊用ポータルサイト内で自分の部屋をどうしたら目立たせられるかをウェブ上の検索エンジンの仕組みと絡めて話をされました。

○ホスピタリティ

セミナーに参加するまでにわからないことが多すぎてこの要素を忘れていましたが、これこそが一番民泊で成功するために必要な要素ではないかと私は思いました。
「部屋までの地図も道中の目印の画像を入れたり宿泊所の近辺のお店の情報を入れたりするだけでも旅行者は歩きやすくなります。」といった大崎さんのお話を聴き、できないことばかりに目がいって、自分でもこんな簡単なできることがあるなと初心者にはハッとする話が多かったです。

〈まとめ〉

最後になりますが、セミナーを通して大崎さんが「民泊はホテルではありません」という言葉を何度か言っていました。

もちろん清掃や設備のレベルなどホームスティの延長だから限界があるという意味で使われていることもありましたが、総括の中で、ご自身が実際に旅行者の方と直接触れ合うからこそ得られる喜びやゲストとのつながりの話の中では民泊の魅力を伝えるために使っていたように感じました。

次回も福岡でされるみたいなので、こちらから一度のぞいてみてはいかがでしょう。